今日のプロンプト
次の文章の語彙リストを作ってください。最初に単語を書き、次にその単語の読み方を書き、最後にその単語のベトナム語訳を書いてください。ただし、日本語の初級レベルの簡単な単語は語彙リストに入れる必要はありません。
私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。これは世間を憚ばかる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。筆を執っても心持は同じ事である。よそよそしい頭文字などはとても使う気にならない。
注:夏目漱石『こころ』の冒頭部分から引用。
AIの回答
(2025年2月25日にChatGPT 4oにより生成)
語彙リスト
常に(つねに)- Luôn luôn
本名(ほんみょう)- Tên thật
打ち明ける(うちあける)- Tiết lộ, bày tỏ
世間(せけん)- Xã hội, thế gian
憚る(はばかる)- Ngại, dè dặt
遠慮(えんりょ)- Khách sáo, giữ kẽ
自然(しぜん)- Tự nhiên
記憶(きおく)- Ký ức, trí nhớ
呼び起こす(よびおこす)- Gợi nhớ, khơi gợi
筆(ふで)- Bút lông
執る(とる)- Cầm, nắm, đảm nhiệm
心持(こころもち)- Cảm giác, tâm trạng
よそよそしい - Xa cách, khách sáo
頭文字(かしらもじ)- Chữ cái đầu
AIにできること
読解の授業で、小説やエッセイあるいは新聞記事などを生教材として学生に読ませようとすると、文章中に学生の未習語がたくさん出てくる場合があります。未習語について、読み方や学生の母語に合わせた翻訳が書かれた資料を作ることができればよいのですが、未習語が多ければ、その作業はかなり手間がかかると思います。また、学習者の母語の辞書を使い慣れていなければ、正しい翻訳を見つけるのも大変でしょう。
こんな時は、AIを使って、一挙に語彙リストを作ってしまいましょう。今日のプロンプトの後に、文章をコピーして貼り付ければ、翻訳付きの語彙リストを簡単に作ることができます。
人間にできること
ただし、やはりAIが生成したものをそのまま学生に渡すのは賛成できません。必ず教師がそれを確認、修正する必要があると思います。 今回の場合は、中上級以上の学生が対象であることを想定していますから、「遠慮」や「自然」といった語は、既習語である可能性が高いので、語彙リストから省いてもよいでしょう。また、「筆を執る」という慣用句が今回の語彙リストでは「筆」と「執る」に分けられてしまっています。「筆」を「執る」だけだと「筆を持つ」という意味にしかなりませんから、「筆を執る」という項目を作り、ベトナム語訳を調べて、語彙リストに入れる必要があるでしょう。
なお、初級から中級の学生のために、特定の文章から語彙リストを作る場合は、今回のプロンプトの「ただし、日本語の初級レベルの簡単な単語は語彙リストに入れる必要はありません。」という部分を外してください。「人」「同じ」といった初級レベルの単語も語彙リストに含まれるようになります。
ここに注意!
AIに何かを翻訳させたときは、翻訳が正しいかどうか一応確認をしたほうがよいと思います。私の経験上ですが、AIは、まだときどき翻訳を間違ってしまうことがあります。英語と日本語の間の翻訳はほぼ間違いがないのですが、日本語とアジアの言語の間だと、翻訳がおかしくなるときがあります。AIが学習した言語の量は英語が一番多く、それに比べると、他の言語の学習量が少ないからです。
今回はベトナム語の翻訳を語彙リストに付けましたが、そのベトナム語訳が正しいかどうかを確認しておきましょう。私の場合、ChatGPTを使って、何かを翻訳させたときは、GeminiやGoogle翻訳など、ChatGPT以外のAIや翻訳サービスで、外国語訳を日本語に戻して、翻訳が正しいかどうか確認しています。元の日本語の単語と違う日本語訳が出てくれば、その翻訳が間違いであることがわかります。
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