2025年2月のある日、私は日本語教育で、今、AIがどのように使われているか知りたいと思い、「日本語教育 AI」という言葉でインターネットを検索してみました。すると、驚いたことに、日本語教育のシンポジウムや日本語教育の研究のファイルなどばかりが出てきて、具体的なAIの使い方を書いたサイトがまったく出てきませんでした。
インターネットで、日本語教育の文型の教え方、教案の書き方、導入に使うイラストなどについて検索すれば、多くのサイトがそれらについて紹介しています。しかし、AIについて書かれたサイトは、その時、まったくと言っていいほど、見当たりませんでした。
2022年12月に生成AIのChatGPTが公表されてから、あれほど世の中でAIが話題になり、英語教育界でも実践例が蓄積されつつあるのに、日本語教育のAIの実践例がほんどんインターネット上で見つけられないとは、私は予想だにできませんでした。
私は国立大学で教員をしていて、普段、見よう見まねで、AIを使っています。日本語の授業では、例文を作らせたり、作文の添削をさせたり、学生の会話の相手させるなど、様々な場面でAIを使っています。また、海外の大学の先生に仕事のメールを書くとき、学生の推薦状を書くとき、国際交流行事のパンフレットを作るときなど、大学の業務にもAIを使っています。
私は、まったくの文系の人間で、AIを支える数学的しくみやプログラミングについて詳しいわけではありません。それでも、AIが日本語教育や大学の業務に非常に役に立つということを感じています。2025年2月現在、日本語教育でAIについて紹介しているサイトがないのなら、私が普段していることを紹介することが、もしかしたら、人の役に立つのではないか、私はそう思い、このブログを始めることにしました。
AIについて、私もまだまだわからないところが多いのですが、このブログをお読みいただいて、日本語教育でどのようにAIを使うことができるのか、みなさんとご一緒に考えていければと思っています。
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